peony2020のブログ

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時間で動く生活

 

今朝、幼稚園に行くための支度が遅かった息子。

理由は録画していたテレビ番組を見ていて

着替える手が止まっていたから。

 

【シャボン玉のスゴ技をマスターしたい!】

という番組だったので確かにじっくりと見たい。

見たいのは分かるけど支度してから見たら?というと

「見ながら支度する」というのでその言葉を信じた。

 

しばらくして息子を見ると、上半身裸で下半身は

パジャマのズボンは半分下げた状態のまま

テレビ画面に釘付けになっていた。

手が動いていない息子に「手が止まってるよ」と声掛けをすると

「わかってるよ」と言いながらまたテレビに釘付けになっていた。

 

そもそもテレビを付けなければいいのだけど

シャボン玉番組を「いま」見たい息子の気持ちも尊重したかった。 

ちなみにテレビを見ない朝は、そのときお気に入りの図鑑の内容

【危険生物】【きのこ】などの生態を私に向かって

ずっと読み上げてきて、時々質問もしてくる。

「もし、アフリカナイズドミツバチ(危険生物)がきたらどうする?」

とか。

 

私は専業主婦でこどもは1人。

なので時間に余裕はあるが、身支度を整え、最低限の家事を済ませ

家の中を私なりの完璧な状態にしてから息子を送り出し

そのあとは自分の時間に使いたい。

なので素早く家事を終わらせたい私にとって

「もし、アフリカナイズドミツバチ(危険生物)がきたらどうする?」

このやりとりはちょっとだけ億劫。

 

パンツだけ履いた状態になってテレビを見ていた息子に

「もうママだけ幼稚園行くね」と言うと慌てて

今日、着ていく服を着始めた。

 

 

こういうやりとりをする度に

時間に縛られてるなあ…と感じる。

幼稚園に通う前の生活を懐かしく思う。

ある程度リズムはあるものの

好きな時間に起きて

好き時間にごはんを食べて

好きな時間にお出かけしてた。

自由で幸せ。

だけど子どもと2人きりで過ごすことをしんどくも感じていた毎日。

自分時間のある今が私にとっては幸せなのだけど

「時間」で動く生活が始まった息子はどういう気持ちなのか。

 

息子に聞いてみたら、好きな時間に幼稚園に行きたいらしい。

そりゃそうだよね。

好きな時間に登園できて、好きな時間に帰れたら最高だ。

幼稚園時代は覚えていないけど、私も小学生~中学生のころは

時間通りに学校に通わなくていけないことが面倒と感じていたのでわかる。

とくに中学の時は変な規則「ヘアゴムの色は黒か紺」というのもあったし。

 そのときは「なんで?」と思いつつ長いものに巻かれていた。

 

学校を卒業してだいぶ経ったいま

時間通りに動き、規則を守る従順な人間がいることは

誰が得する?

なんてことを考えるようなった。