peony2020のブログ

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父に会いに行った

 

先日、少し早い父の日を兼ねて

介護付き老人ホームにいる父に会いに行った。

コロナの影響で2月から面会が一切できなかったが

6月中旬、短時間・予約制で面会できるようになった。

 

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 2月の父の誕生日に合わせて会いに行こうとしていたところ

面会禁止になったので、お正月に父が一時帰宅したとき以来

会えていなかった。

もちろん、施設の素早い対応はありがたいと感じた。

 

父は脳梗塞の後遺症で喋ることができない。

簡単な日常会話は理解できることと、家族以外の人に

対しての人当たりのよさで職員の方とはそこそこ

コミュニケーションはとれていそうではある。

ただ、ずっと家族と会えていないのできっと暗い顔に

なっているんじゃないかと思っていた。

 

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        息子が見つけたハートの紫陽花

 

久しぶりに会えた父はお正月に会ったときより

顔色が良くてホッとした。

成長した孫の顔を見て父はニコニコだった。

近状報告をしたり、写真を見せたりしていたが

次第に、一緒に会いに行った母に対して

「まだ家に帰れないのか」

と言葉にこそできないが父が怒りはじめた。

 

母の体調がまだ万全ではないこと、帰宅したとして

コロナの影響で今まで通りデイサービスが利用できるか

わからないことなど、まだ家に帰れない理由を説明する。

 

帰りたい父と、まだ帰ってきてもらいたくない母とで

いつもケンカになる。

そうしているうちに面会時間が終わる。

 

施設の玄関で靴を履いていた息子が

入口のアクアリウムがなくなっていることに気が付いた。

いつも帰るときに眺めていた大きな水槽は、

コロナの影響による経費削減なのか

メンテナンスでやってくる人の出入りを

少しでも減らすためなのか撤去されていた。

息子が残念がっている横で、母と車椅子の父は

まだ何か話し合って?いた。

 

亭主関白な父に

「もうしばらくここにいて、お母さんを休ませてあげてよ」

と伝えたくなったが、私が言わなくとも

父1人ではここを出ることはできない。

母に文句を言うくらい、いいかなと思った。

 

 今週のお題「お父さん」