息子の台所② こども用包丁
自粛期間中の5月の話。
いつのように包丁で食材を切る私を見て
息子が「ぼくもしたい!」と言い出した。
さかのぼること2年前。
今と同じく、料理をしている私を興味深げに見ていた2才の息子。
こちらの本を読み料理の手伝いをさせてみた。
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家にあったバターナイフでバナナを切ってもらう。
このバターナイフ。本来の役割のほかに小さい果物や
プチトマトなんかを簡単に切れるところが気に入って
独身のときに購入したが、数年後に子供の包丁代わりにもなるとは。
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2,3回バターナイフでの包丁体験をしたあとは
とくに台所仕事をやりたがる様子もないまま
息子は3才に。
IKEAで可愛い子供用のエプロンとコック帽セットを
購入したのをきっかけにまた台所仕事を手伝うようになる。
玉ねぎの皮をむく、プチトマトを洗う、粉を混ぜるとか
簡単なことだがエプロンとコック帽を付けて
得意げになってやってくれてる姿は可愛い。
包丁も使いたがったのでバターナイフを取り出すと
「これじゃない」と言い始めた。
成長したなと思いつつ、まずは包丁の危険性を伝えようと
「包丁は食べ物を切るけど、間違って手を
切っちゃうと血がブシューって出るよ」
とネガティブな面をオーバーに伝えてしまった。
それ以来、包丁を使いたがらなくなった。
なので先日、包丁を使いたいと言ったときは安心した。
さて。息子の包丁選び。
子供用だからと中途半端な切れ味の包丁は
力が入ってしまい逆に危ないのでちゃんと
切れそうな包丁をネットで購入。
包丁が届いた日に宅配サービスも届く。
【らでぃっしゅぼーや】で10種類の野菜と
果物が1品か2品お任せで届くセットを頼んでいて
「何が入ってるかな~」と息子と箱を開けるのが楽しみ。
今回の果物は息子の大好きなメロンだった。
今すぐにでも切りたがる息子。
メロンのおしりはまだ少し硬い。
もうしばらく待ってねと伝えるが
「まだ?まだ切れない?」と日に何度か聞かれる。
3日程でおしりが良い感じに柔らかくなってきたので
息子に切ってもらう。
私が四等分したものに切り込みを入れるだけだったが
息子はかなり満足していた。
怖さもありながら、自分の包丁で切れたことに自信を付けた息子。
「切るものがあれば、ぼくにおまかせ!」 が
しばらく口癖になる。